「和合の念仏踊り」の取材に南信州・阿南町へResearch of the traditional performance "Wago Nenbutsu Dance"
郷土芸能や伝承歌の取材を元にクリエイションを行うTorus Vil.の「MIKUSA PROJECT」。
2022年、信州アーツカウンシルの助成対象事業として採択され、南信州・阿南町で「和合の念仏踊り」(国重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)の取材を行いました。
毎年8月13日〜16日に4日間行われる盆の念仏踊り。Torus Vil.では、和合の皆さんのご協力のもと7月下旬の稽古に2度参加。お祭り本番は8月15日、林松寺で行われる盆踊りや新仏供養の念仏踊りに参加し、記録を行いました。
稽古1日目
最初の取材は代表の音楽家・佐藤公哉と、ダンサー/振付家の大宮大奨の2名で。
念仏踊りの稽古に入る前には、稽古場の林松寺に集まった皆さんが「和合の盆踊り」を踊ります。
念仏踊りの稽古の準備風景
「和合の念仏踊り」の稽古風景
稽古に参加させていただき、太鼓を叩きながら踊る念仏踊りの「ヒッチキ」と呼ばれる演目を中心に指南いただきました。
稽古2日目
2回目の稽古には、音楽家・権頭真由、ダンサー・鈴木彩華の2名が加わり、4名で参加。
「庭入り」の踊り方の稽古
稽古前の盆踊りにも参加。
また、地元の方々への自己紹介も兼ねて、プロジェクトメンバーによるパフォーマンスも行われました。
お祭り本番
お祭り本番は、8月13〜16日の4日間行われる内の15日に林松寺へ。盆踊りに参加したのち、神仏供養の念仏踊りを間近で見学。記録撮影などをさせていただきました。
「庭入り」
「ヒッチキ」
「念仏」
「和讃」
一連の取材活動ののち、「和合の盆踊り」を元にしたオリジナルの輪踊りを歌と共に創作。そして「和合の念仏踊り」を元にした音楽とダンスのパフォーマンスを創作し、11月に松本市で開催したイベント『雲水FES Vol.2 -南信州郷土芸能に寄せて-』で発表しました。
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