2024/1/8(mon) MIKUSA MEETING @信毎メディアガーデンMIKUSA MEETING
ミクサ・ミーティング
MIKUSA MEETING
ー 郷土芸能とクリエイション/わたしたちが手繰る温故知新のかたち ー
「MIKUSA PROJECT(ミクサ・プロジェクト)」と題してこれまで重ねてきた、郷土芸能のリサーチ〜クリエイションという活動を、ワークショップ・公演・トークセッションの中でより多面的に共有する場「MIKUSA MEETING」を開催いたします。
2024年1月8日(月祝)
於・松本市 信毎メディアガーデン
15:00 開場
16:00 第1部 ライブパフォーマンス
17:15 第2部 トークセッション
18:10 終演予定
ライブ出演/
KIMIYA SATO MIKUSA BAND
佐藤公哉(ヴォーカル・パーカッション)
権頭真由(ピアノ・アコーディオン・コーラス)
荒井康太(ドラムス・太鼓)
水谷浩章(ベース)
辻村豪文(ギター・コーラス)
KUDO AIKO(ヴォーカル)
鈴木彩華(ダンス)
ワークショップ参加者の皆さん
トークセッション登壇/
大石始(文筆家・選曲家)
小岩秀太郎(全日本郷土芸能協会常務理事・東京鹿踊代表・縦糸横糸合同会社代表)
中山洋介(まつり芸能集団「田楽座」 代表)
二瓶野枝(振付家・コンテンポラリーダンサー)
チケット料金/
一般予約 ¥3,000 一般当日 ¥3,500
高校・大学生 ¥2,000 小・中学生 ¥1,000 未就学児無料
プレイガイド/
窓口:信毎メディアガーデン1階まちなか情報局(9:00~18:30)
WEB:信毎メディアガーデンWEBショップ
プレイガイド/
窓口:信毎メディアガーデン1階まちなか情報局(9:00~18:30)
*ダンサー・鈴木彩華によるダンスワークショップ(14:00~15:10を予定。)を同日開催いたします。
ワークショップ参加希望の方は、チケット購入時に合わせてご予約ください。(定員15名)
年齢・ダンス経験は不問。ライブパフォーマンス内にも一部分でご参加いただきます。
ライブパフォーマンス 出演
KIMIYA SATO MIKUSA BAND
出演メンバー:佐藤公哉(ヴォーカル・パーカッション)、権頭真由(ピアノ・アコーディオン・コーラス)、荒井康太(ドラムス)、水谷浩章(ベース)、辻村豪文(ギター・コーラス)、KUDO AIKO(ヴォーカル )
日本、アジアの郷土芸能や伝承歌の取材・稽古を行い、それらを元に作曲した楽曲を中心に演奏する。太鼓のリズム、歌や笛の節回し、身体や呼吸の在り方などに着目し、郷土芸能を土台として新たなポピュラーミュージックを創発することに様々な角度から挑戦している。ジャズ、ブラジル音楽、ネオソウルなどからの影響も吸収し、革新的でありながら懐かしさも覚える音楽で高い評価を得る。
鈴木彩華 | Ayaka Suzuki
幼いころに盆踊りで捉えた衝撃をインド留学中に再確認し、踊りの道を志す。
上智大学文学部卒業後、ロンドンでダンス経験や年齢、障害の有無を問わず身体表現を引き出す手法を学び、2017年に帰国。
首都圏で自ら作品創作やワークショップ企画も行いながら、社会課題解決を目的とした「ソーシャルサーカス」を実践するSlow Circusのメンバーとして公演活動を続け、Tokyo 2020 パラリンピック開閉会式に出演。
一方で都会の生活に疑問を感じ、2018年から長野県で暮らし始める。
現在は身体を切り口とした探求と共有、県内アーティストとの共創に邁進している。
トークセッション 登壇
大石始 | Hajime Oishi
1975年、東京生まれ。文筆家・選曲家。音楽雑誌編集部を経て、2007年よりフリーの文筆家としてさまざまな媒体で執筆。これまでの主な著書に『南洋のソングライン 幻の屋久島古謡を追って』(キルティブックス)、『盆踊りの戦後史』(筑摩書房)、『奥東京人に会いに行く』(晶文社)、『ニッポンのマツリズム』(アルテスパブリッシング)、『ニッポン大音頭時代』(河出書房新社)など。
小岩秀太郎 | Shutaro Koiwa
(公社)全日本郷土芸能協会 常務理事|縦糸横糸合同会社 代表社員
1977 年岩手県一関市舞川出身。郷土芸能「鹿踊(ししおどり)」伝承者。全日本郷土芸能協会に入職し、郷土芸能の魅力発信、復興支援、コーディネートに携わる。
東日本大震災を契機に、地域と都市を芸能でつなぐ「東京鹿踊」プロジェクト、ならびに東北で「縦糸横糸合同会社」を創業。
地域に伝わる“縦糸”と現代軸の“横糸”が「出会う場」「機会」をつくり、地域文化の“魅力”“再・新解釈”“再・新定義”を促進する企画をプロデュースしている。多様な視点で新たな継承の形を探求し、伝承文化が社会実装され、魅力的な地域と人々が次代につながっていくことを目指している。
中山洋介 | Yosuke Nakayama
田楽座代表。日本各地の祭りや郷土芸能で学び得た芸を舞台化するため創作演出を担う。
・風土を活かした和太鼓の創作作曲活動
・全国高等学校総合文化祭審査員(郷土芸能部門)など
長野県天龍村大河内の祭礼では入座以来23年間、氏子として参加、祭礼の舞の中核を担う。
郷土芸能を身近にポップに鑑賞できる社会を目指し、発信し続けている。
二瓶野枝 | Noe Nihei
ダンサー・振付家。
Dance Company Nect主宰。3歳よりクラシックバレエを始め、お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学時より国内外数々の舞台に立つ。2014年文化庁在研員としてThe Forsythe Company(ドイツ)で学ぶ。
2017年松本に移住し、子育てをしながら長野での活動も開始。2022年10月、松本での2回目の本公演「かれらの森」を(音楽:3日満月)発表し大好評を得た。今年は新たに、多くの方に創って踊る場を伴走しながら提供する「おどりば」企画を始動。
最近は人がそれぞれに感じることを身体表現を通して見つめ、伝え、交わし合い、思いを満たしていく場に興味がある。
各ミュージシャン プロフィール
佐藤公哉 | Kimiya Sato
音楽家・作曲家・歌手。北海道生まれ。シュルレアリスムの影響から幼少より画家を志し、後に音楽へ転向。多彩な声の表現に加え、ビオラ等の弦楽器、各種の打楽器、稀に鍵盤楽器も奏する。
越境的な室内楽を得意とし、各地の郷土芸能・伝承歌を取材し音楽を制作する「MIKUSA PROJECT」を主催。映画音楽、舞台音楽、即興パフォーマンス、地域に密着したプロジェクトも手がける。
ソロの他、バンド「表現(Hyogen)」、デュオ「3日満月」などで活動し、子供たちとのワークショップ「音のてらこや」や、企画団体「Torus Vil.」を主催。東京藝術大学音楽環境創造科在学中より東京都を拠点に活動し、2017年より長野県松本市を拠点に活動中。
権頭真由 | Mayu Gonto
アコーディオン、ピアノ、うた。東京生まれ。音楽を通して世界と対話し、あらゆる美しさに花を添える。
「表現(Hyogen)」、「3日満月」、「momo椿*」などで作曲、演奏活動を行う他、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニー作品『WALLFLOWER』などの舞台音楽、映画音楽などの分野でも活動。国際的なコラボレーションも多い。子どもたちと作る音楽サーカス「音のてらこや」を主宰。
https://www.mayugonto.com/
荒井康太 | Kota Arai
伊豆諸島最南端の孤島 青ヶ島村出身 幼い頃から島の伝統太鼓と島唄や踊りに慣れ親しみ育つ。アフリカを代表するカメルーンのドラマーBrice wassyの演奏に衝撃を受け師事。現地カメルーンに渡りトラディショナルのリズムをエッセンスとしたドラミングを学ぶ。 韓国をはじめアジアの伝統音楽家とも交流が深くモダンミュージックのみならず、韓国農楽やシャーマン音楽、台湾原住民音楽、ブラジルやアフリカの民族音楽、即興音楽や舞台劇伴、ダンサー、舞踏家、ライブペイントとの共演や瀬戸内トリエンナーレにて現代アート作品とのコラボレーションなど幅広い演奏活動を行っている。青ヶ島の伝統太鼓とその先祖であり古くは800年の歴史を持つと言われる八丈太鼓の様々なリズムを叩き分けることのできる伝統太鼓の名手でもあり、国内外でライブやワークショップを通じて島の伝統音楽の魅力も発信している。 https://kotatatakataton.jimdofree.com/
水谷浩章 | Hiroaki Mizutani
1963年生まれ。12歳の頃エレクトリック・ベースを始め、20歳からライブハウスなどで音楽活動を開始。コントラバスを吉野弘志氏に師事。現在は、自己のユニット phonolite(木管、金管、弦を含む10人編成の変則ジャズ・オーケストラ)、phonolite trio(中牟礼貞則g、外山明ds)等を主催。phonolite stringsでは、浜田真理子、柳原陽一郎、さがゆき、高瀬”makoring”麻里子、原田郁子、青葉市子、柴草玲らとのコラボレーションなど幅広い活動を展開している。山下洋輔、森山威男。坂田明、松風鉱一、大友良英、芳垣安洋、ほか多数のユニットに参加。また、作曲家、アレンジャーとしても活躍中。
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~mizmzic/
辻村豪文 | Takefumi Tsujimura
1976年生まれ A型 水瓶座。1999年より兄弟ユニット、キセルの兄担当。
2018年よりソロ活動としてのThe Instant Obonのエセ口寄せ担当。 2020年よりインストバンド、yamomoのドラム担当。
ごくたまに1人で弾き語りしています。
KUDO AIKO
音楽家。ボーカリスト。 2021年より松本を拠点にソロで活動。 主に声を使った多重録音のスタイルで楽曲を製作。 声帯や身体の使い方を多角的に観察しながら、さまざまな声色を発する。 日常に潜む音を録音したツギハギのビートや、民謡の一節をボイスサンプリングで取り入れるなど、実験的に演奏をする。
松本市を拠点とする音楽家・佐藤公哉が中心となった企画「MIKUSA PROJECT(ミクサ・プロジェクト)」。
古くから伝わる郷土芸能を日本各地で取材し、そこから作品を創作する活動を続けています。
2019年以降、東北の三陸沿岸地域で「金津流浦浜獅子踊」「石橋鎧剣舞」「大宮神楽」などの稽古に参加。
また「八戸えんぶり」「大槌虎舞」「中野七頭舞」などの芸能団体と舞台で共演して来ました。
2021年からは信州アーツカウンシルの支援のもと、天龍村大河内の「霜月神楽(国重要無形民俗文化財)」、阿南町「和合の念仏踊り(国重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)」の稽古に参加。
太鼓のリズム、歌や笛の節回し、踊りの身体感覚、地元コミュニティの雰囲気などに触発され種々の楽曲を制作しました。
演奏は「青ヶ島太鼓」や「八丈太鼓」をルーツに持つドラマーの荒井康太等とバンドを編成して行い、時にダンスと共に公演活動を行なっています。
2024年、新年を迎えた松本・信毎メディアガーデンでは、これまで培って来たグルーヴをより立体的に皆さんと共有する「MIKUSA MEETING(ミクサ・ミーティング)」を開催いたします。
県内外から専門家を招いた、ライブパフォーマンスとトークセッション。
トークセッションでは、郷土芸能に関わる全国の事例の紹介と共に新たな可能性を探っていきます。
合わせて開催するダンスワークショップでは、郷土芸能の身体感覚にヒントを得た動きをMIKUSA PROJECTの楽曲と共に踊り、ライブでも共演していただきます。
郷土芸能が繋いできたものと、現代におけるクリエイションがどのように結び合い、花を付けて行けるか。
懐かしくも新しい景色を、共に開いていきたいと思います。
主催:信毎メディアガーデン、Torus Vil.
支援:信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業